2021年自キ活動ふりかえり
はじめに
この記事は キーボード #1 Advent Calendar 2021 の13日目の記事です。
キーボード #3 Advent Calendar 2021の1日目と
KEEB_PD Advent Calendar 2021 の15日目
にも記事を書きましたので、よければ御覧ください。
cyberdeckarsenal.hatenablog.com
cyberdeckarsenal.hatenablog.com
12日目の記事はたねやつさんの3Dモデリングとキーキャップについてでした。
ZBrushCore持っているので機会をみて自分も挑戦してみようかなと思えるいい記事です。
一昨年天キーVol.3にてクロパットのGZR89C、GZR89D頒布、 昨年遊舎工房とBoothにて分割型キーボードRe40、Re64、Re42頒布と 今年で自作キーボードを初めて3年目となりました。
個人的忘備録として2021年の活動を記載したので、 こんな活動してたんだぐらいの軽い気持ちでお読みください。
Re42_Rev2 & Re64_Rev2
以前頒布していたRe42とRe64のRev2です。
基本的機能は昨年頒布していたRev1と変わらず、ちょっとした改修と内容物が主な変更ポイント。
準備自体は昨年からはじめて今年の8月ごろから頒布しました。
基板面の改良点はLEDの増設とキースイッチの取付方向の変更の2点。
1点目はバックライトだけじゃなくてアンダーグローも欲しいなと思いLEDを増設。
バックライトだけじゃなんか足りなくなってしまったので。
配線的にバックライト分を実装してからじゃないとアンダーグロー分だけは実装できないが、 どちらか片方のLEDだけ付ける人なんてごく少数だろということで問題なしとしました。
2点目に関しては、北向きスイッチだとCherry Profileキーキャップ使用時に 中心列(R3,R4)のキャップがスイッチに当たる問題を解消するために対応。
当たると言われても、Re64にGMK White-on-Blackを載せ常用していてまったく気にならなかったが、 知ってしまったのでLED増設するしこちらも対応するかの軽い気持ちで変更してみた。
内容物に関してはロータリーエンコーダ部品の変更とノブとステッカーの追加。
ロータリーエンコーダは以前、絶縁軸、クリックあり(24/1回転)、プッシュスイッチ0.5mmのPEC12R-4222F-S0024を採用していたが、
やっぱロータリーエンコーダといえばノンクリックだよなと思い変更してみた。
選定にあたり10品ほど様々な部品を取り寄せ比較してみて、
EC11E1834403という金属軸、クリックなし、プッシュスイッチ1.5mmというのが個人的に気に入り採用。
ロータリーエンコーダの取り付け位置選択式だし、
自分の手にあうノブを探して買って欲しいとの思いでノブを同梱していなかったのだが、
キット付属してると楽だよなと思い入れてみた。
ここらへんの部品に関しては ロータリーエンコーダやトラックボールなどのキースイッチ以外の入力部品について - CyberDeckArsenal に書いてありますのでよかったらお読みください。
Re93
理由はおぼろがだが、ファンクションキーが欲しいとの声が確かあったので設計、頒布してみた。
Re64をベースに外周を一回りキーを増やした一品。
個人的にこのサイズになるとコストが掛かるのと1台作るだけで労力がかかるので、現状の在庫分だけで頒布終了の予定。
TKLサイズのキットがあまりない理由がわかった気がします。
ステッカー
自作キーボードキットにはステッカーがよく入っているけど自分は作ったことがなかったよなぁと思い立ち作ることに。
ロゴだけの普通のだと面白くないなと思い、Re40などのテスターをしていただいたうつぼさんにご協力頂いて、各種キーボードを擬人化したキャラクターを描いていただきました。
どれも可愛いキャラクターですごい満足しています。
こちらは描いていただいた各キャラクターの設定画となります。#自作キーボード pic.twitter.com/B6Sae1fgDM
— くしま 8「九嶋 八」@ 自作キーボード Re42_Rev2 Re64_Rev2 Re93委託中 (@kushima8) 2021年7月28日
それとせっかく描いていただいたのでこの娘たちのコミッションを依頼してみました。
キーキャップ
東亜重工フォントが出るという告知をみて、これでキーキャップ作ったらカッコいいんじゃねと思い立ちやってみた。
遊舎工房のレーザー刻印サービスで一式作成。
作ったら作ったで満足してしまったので、Re64_Rev2の遊舎工房店頭展示品に装着しています。
お立ち寄りの際はご覧ください。
SignFrame71
創作物に出てくるキーボードを試しに作ってみようとの試みから生まれたキーボード。
好きな作品かつ手持ちの資料できそうなものはと探してみたところ、
境界線上のホライゾンに出てくる極東勢の表示枠がいけそうだと思い作成。
自分としては初の一体型でして、基板が届いた際デカイという感想が一番に飛び出てきました。
今の所頒布予定ないですが、試作品の余りがあるので欲しい人がいればお問い合わせください。
それと以下でデータ公開しています。
HOOK69(仮)
とある方のアイディアを元に現在作成中の一品。
液タブの上面に配置して使う用なので細長い。
初のリバーシブル設計かつロープロ、EVQWGD001という水平回転ロータリーエンコーダに対応。
現状ちょっと盛り込みすぎて配線がキツキツなので一旦見直しが必要かも。
頒布に関しては未定。
Rex12(仮)
トラックボールとかジョイスティックに対応したキーボード作りてぇという欲求を検証するための実験機。
現状、半導体不足の影響でトラックボール用センサ基板の作れず止まっていたが、なんとかなりそうな目処が立ったため再始動中。
ここでの検証結果を元にして新型60%キーボードを設計する予定。
おわりに
昨年末からRe64でEndgameかなぁと思っていたのであんまり活動していませんでしたが、 色々と制作意欲を刺激されることがあり再びEndgameを目指し再始動しました。
来年はHOOK69(仮)とRex12での実験結果を元にした新型を出せればなと思います。
この記事はRe64とHHKB Professional Hybrid Type-Sで書きました。