2022年自キ活動ふりかえり
はじめに
この記事は キーボード #1 Advent Calendar 2022 の4日目の記事です。
3日目の記事はtakashicompanyさんの2022年 個人的な自作キーボードトピック 15選でした。
半導体不足と為替相場の影響と忙しさから今年はあまり活動できませんでしたが、
個人的忘備録として2022年の活動を記載しました。
こんな活動してたんだぐらいの軽い気持ちでお読みください。
HOOK69
TKさんのアイディアを元に作成した一体型。
今まで基本的に自分が欲しいもの作ってみたいモノしか設計製造してこなかったので、
他人のアイディアや要望を聞いてをそれを形にするといったのは初めてでしたので大いに刺激を受けました。
設計開始は昨年の10月末頃。
液タブ上面に設置するぐらいしか決まっていなかったので、必要キー数や配列など要望を聞き取り何パターンか提案。
当初は分割型での提案をしていたのですが、一体型を要望されたのでめっちゃ長くなりました。
色々と考えると分割型のほうが良かったのではと考えが残っていたのですが、
実際に設置して試用してみると一体型のガッシリとした設置感が良かったので分割型にしなくてで正解でした。
まあ一体型でめっちゃ長いので運搬や頒布が辛いことになりましたが…
自分としては初めてのChoc V1と水平ロータリーエンコーダー(EVQWGD001)の採用。
ロープロはCherryMLで痛い目を見たのと種類があまりないので興味がなかったのですが、
今回の使用用途を鑑みての起用。
CherryMX互換の厚さだと液タブ上面に設置したときに打ちにくいですからね…
水平ロリコンに関しては昨年自分でフットプリント作成したのでとりあえず使ってみたかったのが本音。
開発の中で一番の課題であったのは液タブ上面への取り付け。
背面に引っ掛けるモノを取り付けて液タブ上面に設置するまでは決まっていたのですが、
肝心の引っ掛けるためのモノがなかなか決まりませんでした。
これは液タブ上面の形状がほぼ全てバラバラゆえ、基準となるものがなかった為です。
とりあえず確認できる自前のCintiq 13HDと原案者のCintiq 22 FHDで問題なければOKという判断落ち着きました。
当初アクリル製のカードスタンドを引っ掛けるためのモノとして採用していたのですが、
開発途中でミニブックエンドを加工しフックにするのをネット上で見かけこちらに採用を切り替えました。
使用する液タブ上面の形状にあわせて曲げられなおかつガッシリとした安定感があるので気に入っております。
試作品自体は昨年末には完成し、今年の頭頃送付し使用感の検証と確認を依頼。
問題点の洗い出しをして配線や細かい箇所などを形状を変更をするのに時間が取れず。
さらに基盤発注してからも色々とあって時間が取れず頒布に至るまで1年ほどかかりました。
自分では思いつかないような視点で作成できたので色々と勉強になった一品です。
現在は遊舎工房で委託中ですので、よければ是非。
Reex60&Reex70
新作にReex60とReex70っての作ってます
— くしま 8「九嶋 八」 (@kushima8) 2022年1月22日
オプションでトラックボールとか使えるような設計ですのでがんばります#自作キーボード pic.twitter.com/f7vb20bk9a
Keyballなどに影響を受けて昨年から勧めている分割型。
Ergo配列インスパイアのReex60とHHKB配列インスパイアのReex70を並行開発中。
中央下部に各種モジュール接続用にPINを配置し、
トラックボールやタッチパットなどを搭載するお子様ランチ的なキーボードです。
やりたいことに対して自分の知識不足がめちゃくちゃあるので開発速度が鈍足なのがネック。
現状は基盤自体の配線や形状見直しとトラックボール部分の受け部分の設計とタッチパットの設計で絶賛停止中。
来年上半期までには試作品完成させて頒布を目指しております。
イベント参加
BOOTHと遊舎工房での委託という顔が直接見えない状態での頒布をしていたので、
前々からイベントでの頒布をしてみたいと思っていたので今年はコミケとフリマに参加しました。
色々と忙しい時期だった故準備がままならなかったですが、
使用感を直接聞けたりと、実際に直接人と対面しての頒布は大いに刺激をもらえました。
次参加する機会があればキレイな展示をしてみたいです…
次回頒布予定していたC101には残念ながら落選しましたが、
金曜日 東X26b つけもの大事件
土曜日 西せ02b riconken
の2箇所にて委託頒布予定です。
頒布物としてはHOOK69とReex用に用意しているPMW3360ブレイクアウトボードを予定してます。
PMW3360の方は現在開発中のベアリング受けが間に合えば付属したものになります。
おわりに
今年は大きな決断したら結構時間食われたのと諸々あったのでHOOK69ぐらいしか活動できませんでした。
来年はオプション含めReexの完成を目指して活動出来ればと思います。
この記事はRe64とHHKB Professional Hybrid Type-Sで書きました。